オフィスにも家庭にも設置したい耐火金庫

契約書や通帳、手持ちの紙幣など、まわりを見渡せば、燃えやすい重要な品がたくさんあります。

もちろん気を配る形で保管されているものばかりだと思いますが、火災に備えることが大切です。

金庫といわれて、金属の塊っぽい外見のイメージがふくらむ場合がほとんどでしょう。

金属素材の箱に入れておけば燃えないはず、と考えてしまいがちですが、耐火金庫と銘打たれて売られているものは、やはり性能が違います。

紙素材の重要な品だけでなく、ディスク類も守ることができます。

昨今、重要な契約書をデータで受け取ることが増えてきました。

そういったものを保管するうえでも、金庫選びは重要です。

オフィスでつかうものであれば、日本工業規格、いわゆるJIS規格をクリアしたものを選ぶようにするとよいです。

金庫内の最高温度が177度以下に保たれるなど、決められた耐火性能のチェックをクリアしなければなりません。

その状態で一般紙類を1時間守れるのか2時間守れるのか、耐火試験合格品であれば明記されています。

磁気ディスクは、湿度80パーセント以下、温度52度以下で金庫内に保管できるように、JIS規格で基準が決められチェックされています。

企業でつかう以外に、一般家庭のデータバックアップ保管場所としても耐火金庫がひとつあると便利です。

耐火金庫と聞くと銀行にあるような大型のものを想像してしまいがちですが、ポータブル保管庫と呼ばれるものも多く発売されています。

JIS規格以外に、アメリカやイギリスの企業の試験を受けて、満足の耐火性能や耐水性能を備えているものもあります。